■ 1.生成AIユーザーの56%が音声入力を利用した経験あり
「音声入力を利用した経験がありますか?」と質問したところ、「ある」と回答した人は56%、「ない」と回答した人は44%でした。
生成AI利用者の半数以上が、一度は音声による入力を経験している結果となりました。
【音声入力を利用した経験がありますか?】
ある:56%
ない:44%
■ 2.音声入力経験者は56%だが、「主な入力方法」は18%
普段の主な入力方法について聞いたところ、最も多かったのは「キーボード」の43%でした。
次いで「スマホのフリック」が29%、「音声入力」が18%、「その他」が10%という結果になりました。
音声入力を「使ったことがある」人は56%いる一方、日常的なメインの入力方法として音声入力を利用している人は18%にとどまっています。
音声入力の認知・体験は広がっているものの、キーボードやフリック入力を置き換えるまでには至っていない状況がうかがえます。
【普段の主な入力方法】
キーボード:43%
スマホのフリック:29%
音声入力:18%
その他:10%
■ 3.音声入力経験者の62.5%が「文章作成時間の短縮」を実感
音声入力経験者56名に、文章作成時間が短くなったと感じるかを聞きました。
「かなり感じる」が6名、「やや感じる」が29名となり、合計35名、62.5%が文章作成時間の短縮を実感していることが分かりました。
一方で、「あまり感じない」は17名、「感じない」は4名でした。
【音声入力による文章作成時間の短縮を感じますか?】
かなり感じる:10.7%
やや感じる:51.8%
あまり感じない:30.4%
感じない:7.1%
※音声入力経験者56名を対象
■ 4.音声入力の利用場面1位は「メール」。ChatGPTへの質問にも利用
音声入力経験者56名に利用場面を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「メール」の22名(39.3%)でした。
続いて、
・アイデア出し:16名(28.6%)
・移動中:16名(28.6%)
・ChatGPTへの質問:16名(28.6%)
・長文作成:15名(26.8%)
・メモ:14名(25.0%)
となりました。
単純なメモだけではなく、メールや長文作成、生成AIへの指示など、ある程度まとまった文章を入力する場面でも音声入力が利用されていることが分かります。
【音声入力を利用する場面(複数回答)】
メール:39.3%
アイデア出し:28.6%
移動中:28.6%
ChatGPTへの質問:28.6%
長文作成:26.8%
メモ:25.0%
■ 5.音声入力を使わない理由1位は「恥ずかしい」
音声入力を利用したことがない44名に、使わない理由を複数回答で聞きました。
最も多かったのは「恥ずかしい」の14名(31.8%)でした。
続いて、
・使い方が分からない:10名(22.7%)
・修正が面倒:8名(18.2%)
・周囲に聞かれる:8名(18.2%)
・キーボードの方が速い:8名(18.2%)
・認識精度:7名(15.9%)
となりました。
「認識精度」よりも「恥ずかしい」が約2倍多い結果となっており、音声認識技術そのものだけでなく、人前で声を出すことへの抵抗や周囲への配慮が、音声入力を利用する際のハードルになっていることがうかがえます。
【音声入力を使わない理由(複数回答)】
恥ずかしい:31.8%
使い方が分からない:22.7%
修正が面倒:18.2%
周囲に聞かれる:18.2%
キーボードの方が速い:18.2%
認識精度:15.9%
■ 6.54%が「今後、仕事で音声入力を使いたい」
今後、仕事で音声入力を使いたいかを聞いたところ、
「ぜひ使いたい」19%
「やや使いたい」35%
となり、合計54%が音声入力の仕事利用に前向きな意向を示しました。
一方、
「どちらともいえない」30%
「あまり使いたくない」16%
となりました。
現時点で音声入力をメインの入力方法としている人は18%ですが、今後の仕事利用に前向きな人は54%に上っています。
現在の利用率と利用意向の間には36ポイントの差があり、利用環境や使い勝手が改善されることで、仕事における音声入力の利用がさらに広がる可能性があります。
【今後仕事で音声入力を使いたいですか?】
ぜひ使いたい:19%
やや使いたい:35%
どちらともいえない:30%
あまり使いたくない:16%
■ 7.54%が「将来、キーボードより音声入力が増える」と回答
「将来、キーボードより音声入力が増えると思いますか?」と聞いたところ、
「そう思う」15%
「ややそう思う」39%
となり、合計54%が音声入力の利用が今後増えると回答しました。
「どちらともいえない」は34%、「あまりそう思わない」は9%、「そう思わない」は3%でした。
生成AIの普及によって、人がコンピューターへ入力する文章や指示の量が増える中、キーボードやフリックだけではなく「話して入力する」という方法が、今後どこまで定着するのか注目されます。
■ 音声入力ラボ編集部より
今回の調査では、音声入力を経験したことがある人が56%に達している一方、主な入力方法として利用している人は18%にとどまりました。
特に印象的だったのは、音声入力を利用しない理由として「認識精度」以上に「恥ずかしい」「周囲に聞かれる」といった回答が多かったことです。
AI音声入力ツールは、文字起こしの精度や生成AIによる文章整形など、技術面では急速に進化しています。
一方で、実際に日常や仕事で使われるためには、「どこで使うか」「周囲を気にせず使えるか」といった利用環境まで含めて考える必要があります。
音声入力ラボでは今後も、AI音声入力ツールの日本語精度や料金、実際の使い勝手を検証し、音声入力に関する情報を発信してまいります。
■ 調査概要
調査名:生成AIと音声入力に関する実態調査
調査期間:2026年8月
調査方法:Webアンケート
調査対象:生成AIを利用する20〜50代の男女
有効回答数:100名
回答者内訳:男性50名、女性50名
年代内訳:20代20名、30代27名、40代36名、50代17名
調査・発表:音声入力ラボ
■ 音声入力ラボについて
「音声入力ラボ」は、AI音声入力ツールを日本語の精度や料金、対応デバイス、使いやすさなどの観点から比較・検証する専門メディアです。
同じ日本語原稿を複数のツールで検証するなど、実際の利用に基づく情報提供を重視しています。
音声入力ラボ
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